「お前ら!ちょっと出ていってくれ!こいつと二人で話すからよ…」

「何だよ?俺たちにも話し聞かせてくれよ!」

「出ていけつってんだろ?」

松岡は友達の胸ぐらを掴み、ヤクザならではの迫力をみせた

「わ、わかったよ…」

松岡の友達は逆らうことなくトイレから去っていく

「で、何が言いたいんだ?全部を知ってる、お前がよぉ。」

トイレで二人きりになり、緊迫した空気が辺りを包む

「水橋さんはお前の店で働いてる…それをやめさせたいんだ。」

「やめさせる?本気で言ってんのか?」

「あぁ…借金があるのは分かってる!それに他にも仕事はあるだろ?あの年で身体を売る仕事なんて、あんまりだ…」

「話しにならねぇな…他の仕事なんて金にならねぇだろ…」

「そんなことは分かってる!だから…俺と取り引きしないか?」