姉貴の爆笑が止まったころ、俺は話しの本題に入った

「俺は水橋さんを助けたい!借金だかなんだか知らないけど、水橋さんにこんな体を売るような仕事をしてほしくないんだ!」

「助ける?ふざけないでよ…」

「本気だ!俺に考えがある…」

「考え?どういうこと?」

「今は話せない…けどヤクザのプライドを利用するんだ。俺には自信がある。」

「よくわからないけど…私はもう帰るわ。お金はいらないから。あと美咲さん…アイツとは早く別れたほうがいいですよ。それじゃあ…」

水橋さんはそう言い残して部屋から出て行った

「水橋さんって変わってるわ(笑)じゃあ先にシャワー浴びてくるわね♪」

姉貴は冗談っぽく言って部屋から出て行った

ラブホテルの部屋に一人残された俺は妄想していた

(明日学校で松岡に一泡吹かせて、水橋さんを救って、水橋さんが俺のことを好きになって、このラブホテルで…)

妄想は止まらない…

「水橋さんって意外と激しいんだね。もう6回目だよ…」

妄想はついに口に出ていた

「プルルルっプルルルっ」

ベッドの横にある電話が鳴る…

「お客様、御時間のほうが過ぎてますが…延長なさいますか?」

「えっウソ?マジ?」

妄想は止まらない