「大杉の父親は松岡組をずっと追いかけてるのよ…」

「追いかけてるって…どういうこと?」

「簡単に言えばヤクザ専門の警察よ。しかも大杉の父親はその組織のトップなの。つまり一番偉いわけ…」

「マジかよ…でも何で息子のあいつが水橋さんの情報を知ってるんだ?」

「さぁ…父親のパソコンのデータでも勝手に見たんじゃない…」

何か気になったのか俺と水橋さんの会話に姉貴が入ってくる

「どうして警察はそこまで情報を手に入れてるのに松岡組を捕まえることができないのよ!」

「警察よりヤクザの権力のほうが上。そんなことはよくあることです。それに松岡組は犯罪の証拠を残さないことで有名なんですよ。」

姉貴は悔しそうな表情をしたまま黙っている

「あっところでさ!水橋さんって何でレズビアンやってんの?」

姉貴がお前空気読めよ的な目で俺を見てるが

そんなの関係ねぇ!
そんなの関係ねぇ!