「次は美坂ー、次は美坂ー、降り口は…」 しばらくして、アナウンスが流れると降りる準備をしてドアの前で着くのを待っていた。 徐々に遅くなる電車に、徐々に早くなる鼓動。 ______これから始まるんだ______ 開いたドアから1歩を踏み出した。