光が薄れ、徐々に辺りが見えるようになる。


そういえば・・・


「ファル様、お怪我は!?・・・えっ?」


自分の前にいるはずのファル様が、なぜか幼い少女に変わっていた。



「ん・・・大丈夫。ごめんね、リミ・・ア?」


目の前の少女の瞳に写っていたのは、私ではなく、同じような幼い少女だった。



「えっ・・・?」



「えっ・・・なんで・・・」



状況が飲み込めず、ふたりで顔を見合わせていると・・・



開いていた扉から、キラさんが顔を覗かせた。