近づくと、女の人の声が聞こえる。


もしかして・・・っ?



「ファル様っ!?」


扉を開けると、本を片手に何やら呪文を唱えていたファル様が、こちらに気付く。



「えっ?リミアっ!?」



その瞬間、ファル様の足元から光が放たれる。



何?これは・・・!


私は、構わずファル様に駆け寄り、その場から逃げようとした。



だが、足元からの光は辺り一面に眩く広がり・・・




私達は、その場にうずくまった。