私の言葉に、ルイの表情が動く。


「王妃になる自信は、まだありません。だけど・・・私は、ルイ様が好きだからっ」


ずっと、胸に秘めていた言葉を伝える事が出来た。

すると、思っていた事がせきをきって溢れ出す。


「毎日、あなたの優しい笑顔が私に向けられている事が当たり前になっていました。でも、背けられたら、悲しくて、胸が張り裂けそうでした」



『ルイがリミアを見ないようにしてる』



それは、ファル様の言葉だった。