壁際に追い詰められ、しかも答えたくない質問を受けた。


「・・・っ」


どうやって、切り抜けたら・・・


すると・・・


「あっ・・・」


バーンと、外から花火の音が聞こえ始める。


私、花火がうち上がる時間は、外の警備だ。



「すっ、すいません。私、もう行かないといけないので」



男性のそばをすり抜けようとするが、さっ片手を伸ばされ、壁際に閉じ込められる。



「話が、まだ途中ですので・・・」


「・・・っ」