ルイと、ろくに話も出来ないまま、次の夜会の日が近付いてくる。



そんなある日、私が廊下を歩いていると、ルイとキラさんが、話をしていた。



「キラ、次の夜会。君にパートナーをおねがいしたいんだけど」



えっ・・・?





「私がですか?」



キラさんはいつも、アラン同様に時間や出入りに応じて場所を変える警備をしていた。



私が来てからは『リミアがパートナーだから』と、そばにおいてくれていたのに。