「このお店お気に入りなの。暇なときはいつもここにいるのよ」


「あの飽きっぽい美穂が?」


そう聞いた瞬間美穂はあたしの頭を叩いた。


「あたしだって行きつけの店ぐらいあるわよ!」


そう言って美穂はそっぽを向いてしまった。


可愛いー!!


きっと男が見たらほっとかないね。



「お待たせしました。ココアです」



そんなことを思っているとソフトクリームが乗ったココアが運ばれてきた。



「おー♪ソフトー!」


「ひなたなら気に入ると思ってさ。好きでしょ?ソフト」


そんな美穂の問いにあたしは大きく頷いた。