ドンッ―…


「イッ……たぁ」



いきなり美穂が立ち止まるから思い切り鼻を美穂の背中にぶつけてしまった。



「中入るよ。」


ジロッと一瞬あたしを見て喫茶店に入る美穂。


そんな視線に身震いしながら看板を見る。


そこには英語で【Friend】と書かれていた。



「ココア2つ下さい。」



席に着くなり美穂はメニューを見ることなくココアを注文した。



「ここのココアおいしいのよ。」


「へぇー。」



関心しながら店内を見回す。お客さんのほとんどが高校生で中にはカップルなんかもいる。