いつもなら自分からペラペラ喋るけど今日はとてもそんなことは出来なかった。
王子に好きな人がいる?
そんなこと思いもしなかった。これから…どうしよう。
「今日はあんまり喋んないだね。」
いつも騒がしいあたしが何も話さないことを変に思ったのか珍しく王子から先に口を開いた。
「ちょっと…疲れちゃって。アハハ…」
「じゃあ休憩してく?」
あたしが頷くより先に王子は目の前にあるベンチへ向かって歩きだす。
断るタイミングを逃したあたしは王子の後についていくしかなかった。
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