「桐谷隼人様ファンクラブ会員No.1号。 」


「2号!」


「3号!」



「は…?」



会員?ファン?隼人って王子のこと…だよね?
え?どういうこと?


あたしの頭の中はハテナでいっぱいだった。



「最近よく一緒にいるみたいだけど…あんたどういうつもり?」


「どうって言われても…」


「勘違いしてるみたいだから言うけどあんたと隼人様じゃ釣り合わないの!」



両手を思い切り机に叩き付けてあたしにそう言ったリーダーらしき人。


てか…なんで知らない人にここまで言われなくちゃいけないの?


恋愛なんて個人の自由じゃん。



そんなことを思いながら見上げるように見る。