「すいません!迷惑…ですよね。」


「ん?俺は嬉しいよ。ひなたちゃんとのデート♪」



そう言って悪戯な笑みを浮かべる王子。
そんな表情にまでドキドキしてしまうあたし・・・


きっと冗談半分で言ったに違いないんだ。



でもそれでも嬉しい。
冗談でもあたしと一緒にいて楽しいって思ってくれる王子がたまらなく好き…



それから映画館へ行き、前から観たいと思っていた映画をみた。


でもどんな話だったかイマイチ覚えてない…


そんなことよりも隣にいる王子が気になって気になって…仕方なかった。



だってあの王子が隣にいるんだよ?


今まで以上にドキドキして映画どころじゃなかった。