「なに…してんの?」


「気にしないで♪」


怪訝そうな表情を浮かべながらあたしの顔を覗く王子を無視して鏡と王子を交互に見る。



「ひなた!あんたなにしてんの!こっちおいで」


後ろを振り向くと手招きをしながら少し呆れた顔をしている美穂。


「はーい。」そう呟いてあたしはトボトボと美穂の元へと向かう。



「ひなたってさぁ…天然?」


「なにが?」


「隼人すっごく不審そうな目でひなたのこと見てるよ?」


後ろをゆっくり振り替えると美穂が言ってた通り不審そうな表情を浮かべてであたしのことを見ている王子がいた。