「あの子キョドってたよ?(笑)席ついてから注文しなよ。」


「いーの。あたしは客だよ?遠慮とかしなくていいし」



そう言って店の奥に進んでいく美穂。


美穂らしいな…なんて思いながら美穂の後ろをついていく。



「あー疲れた。」


席につくなりドテッと鞄を下ろして溜め息をつく美穂。


「それにしても…本当にココア好きなんだね。」


「うんっ!コクがあってちょ~美味しいの!」



満面の笑みを浮かべて自信ありげにそう答えた。