「じゃあココア奢って!」


「はいはい。」


「じゃあ今日の放課後いこー♪」


「えっ?!…うん。」



美穂の機嫌を直すためには奢るのが一番手っ取り早い。


…ん?
てか普通逆じゃない?



そう思ったけど気にしないことにした。


そして放課後―


「早くぅ!」


美穂に腕を引っ張られながら行きつけのお店になりつつある【friend】というお店に入る。



店に入るなりレジに居る女の子に向かって「ココア2つ!」と注文した美穂。


「は、はいっ。かしこまりました」



女の子はそう言って店の奥へと消えてしまった。