「何か、呼びました?」

裏庭へ行くと、彼はいた。

「あ、あの僕1年4組の榊蓮です!

佐々木さんが好きで、付き合ってください!!」

「私、そういうの考えてないから」

瞬殺撃沈。そうすると、榊君は

「そうですよね・・・」

と言って、走り去っていく。

なんだ、呼んだなら勝手に去っていくなよ。

でも・・・やっぱり強く当たりすぎたかな?

しょうがないよね・・・?

告白なんてされたら、あの日のことを

思い出して怖くなる。

「さ、帰ろうかな・・・」

そう言ってこの場を去った。