朝眼が覚めるとそこにキョウヤの姿は無かった。
まだアタマが重たい…視界も何となくボーッとする。
重たい頭を上げてからそれにやっと気が付く。
「…………」
明らかに昨日着ていた制服とは違う物を着ている…
そりゃあんなにずぶ濡れ状態のままいられるわけは無いけれど…これってつまり…
そんな事を考えているとガチャっと少し控えめに開けられた扉。それはきっと私が寝ていると思い静かに開けられたからだと思う
「起きてたのか」
入って着たのは黒いスウェットに黒いVネックティーシャツを着たキョウヤ。
そして私が着ているのは黒いハーフパンツに白いティーシャツ。これはあきらかにキョウヤの服だ…