私を抱きしめていたキョウヤの腕にぎゅっとチカラがこもる。 よくよく考えたらこんなベットの上で抱きしめられたまま暗がりの中、よくこんな話をしてると思う。 今更になってまた私の緊張の波が押し寄せる 「もう、離さねェから」 そう言ったキョウヤの甘美な声 離さないで… ずっと側にいて… 私もキョウヤの側にいるからと。 そう願いを込めてコクンとうなずいた。