いつだってそうだ。 キョウヤはこうやって私を光のある方へ連れ出してくれる。 こんな私の隣にいてくれる。 こんな私を支えてくれる。 「俺は、お前の側にいてェ」 「…………」 「ずっと隣にいてェ」 「…………」 「…ナオ」 私の名前を呼ぶキョウヤの低い声が耳の中をこだまする。 「お前が好きだ」