「あれ?ちょ、若。あの子どうしたんですかね?」



と、俺に話しかけ向こうの方を指を差した



俺は立ち止まって指を差した方を向いた



白いワンピースを来た女の子が辺りをキョロキョロしながら歩いているのが見えた



なんで、一般人がこんなとこにいんだ?



ここは繁華街




繁華街つっても一般人がいてはいけないような場所



繁華街の中でも危険な場所



ここらは危ないって、有名になる程なのにな


ま、俺には関係ねーや。



「あれ?若、助けないんですか?」



「あぁ。俺は今酒が飲みたいからな。」



おら行くぞ、とこいつらに呼びかけた



「あ、転げましたよ!」



ついてきたかと思うと、1人かまだ女の子を見てたらしくてそう叫んだ



俺もつられてみると、女の子が派手に転んでいた


女の子は転んで上半身だけ起き上がったと思ったが、立ち上がらない



立ち上がろうとしてもうまく立ち上がれない



多分、足を捻ったのだろう



女の子の周りは何やら好奇心な目や冷ややかな目で見ている連中がいた