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「…っ、出来た!」


料理も出来たし、部屋の飾り付けも出来た


「全く…。餡子様、本日だけですよ。」


「えへへ、ごめんなさい。」


「いいですよ。本日は餡子様の誕生日ですから。誕生日に免じて許します。」


今日は私が料理をしたら本当はいけないんだけど、なんとか料理長に許してもらった



「あとはお母様が帰ってくるだけ。」



私は帰りを待つため自分の部屋に戻った



自分の部屋に戻った時、ノック音がした


「はーい。」


私は浮かれて軽い足取りで扉を開ける


ガチャ


そこにいたのは暗い顔をしたメイドさんがいた



「餡子様。申し訳ないのですが…」



あぁ


分かった



お母様帰って来ないんだ…



「…美代子様はお帰りになりません。」



「……そう。」



「食事は今から食べられますか?それとも後に致しましょうか?」



「…捨てといて。」