「足挫いてるのか?」



俺がそう尋ねると女の子は顔を上げて痛そうにしてた



「…っ、そうみたいです…」



「家はここから近いのか?」



「……えっと。」



「あ?なんだ?」



「ここは何処なのですか?家がどの方角にあるか分からなんです。」



「ここは、烏間通りだ。」



「…からす、ま?」



呆れた



烏間通りを知らないとはな



「あー、もういい。お前ん家ってどこらなんだ?」




「光星通りです。」



光星だと?



ここから間反対の所じゃないか。




しかもかなり遠い所だな




「はぁ…、遠いな。おい、俺に掴まれよ?」



俺は女の子をお姫様抱っこをした



「きゃぁっ!」



「うるせぇな。」



「は、はははい…っ。」



女の子は顔を真っ赤にさせて同様してた



「掴まっとけ、落ちるぞ。」



「…っはい。」



女の子は遠慮がちに俺の首に腕を回し落ちないように掴んでいたというよりかは、しがみついていた




俺はあいつらが待ってる所へと、こいつをつれて行った