奈希の手紙を何回も読み返した


目を瞑って奈希の手紙の意味を考えた


そして目を明けもう一度読み返した


涙の後と震えてる筆跡に気が付いた









そこは`嫌い´の文字だった









そう言えば、思い当たる節があった




ガタッ

俺は席をたって鞄を持ち走り出していた


「オイッ!夜那!」


と言う來也の声も聞こえないフリをして





奈希の家に向かった