「よろしく」


「うん…」


心也に言われてから、山崎くんが晴人にしか、見えなくなってきた。



でも、晴人との思い出全くないんだよね…。


心也と別れてからの記憶もあんまりないし。


ま、でも、今思い出しても意味無いし!


「山崎くん、これ」


真希ちゃんに渡された、紙を広げ気になった内容を話すと。


「七瀬、説明うまいね」


笑顔で言われる。


不意にもドキッとした。