「愛莉?」
茉香に、超心配そうに見られてんだけど…
私ってそんなに、危なっかしい?
これ、危険なものじゃない気がするんだけど…
「愛莉さん」
山崎君は、しっかり気付いてくれたようだ。
「えーと、生徒会の真希ちゃんから、聞いた話だと…って…あ…」
ごめん、真希ちゃん…
最初に、それを言うなって何度も言われたのに…
「ごめん!!」
何度も何度も、頭を下げる。
「い、いいよ…」
「すいません、話に戻ります」
茉香も、戸惑ってる。
「競技は、バスケとバレーだそうです
本当は、希望をとるはずだったんですが…
バスケは男子。女子はバレーになりました。
なので、各学級で……
ゼッケンをつける人と
応援団と
コーチになれる人…見つけておいてだそうです」
なんか最後、軽いな!