「流してねぇーよ!」
「そう?ならいいけど」
「ははっ!お前中学から変わってねぇな!」
なんか、心也が言うと嫌味に聞こえる。
そんな顔をすると、
「んな顔すんなよ。一応褒め言葉だぞ」
なんて言う。
どこが!!
「いやぁ、久しぶりにこんなしゃべったよ」
「お前こそ、流してじゃねーか」
つもりはないけどね、
そんなこんな、話してると
「仲いいとこすいませんね!
愛莉ちゃん、あいくん来るみたいだから下駄箱にいてだって」
「「誰がこいつなんかと!!」」
先生が言った言葉に、ハモらせて怒る私と心也。
「ふふっ、さぁ帰る時間よ」
「「はぁーい」」
またハモらせて、2人で笑う。
中学ではこんな事、できなかったから…
なんとなく、不思議な気分。