「たぶん、残念だからだね」


「俺はっ!」


「心也っ!!!

いい加減にしてっ、
私が我慢して、身をひこうとするのにっ!

なんでっ?浮気しといて嘘までつくの!?

嘘ついてまで付き合いたいなら!!

浮気なんてしなければいいじゃない!

本気で好きならっ…なんでっ…」

言ってることが、めちゃくちゃになって、涙がボロボロこぼれる。

「告白なんてっ…しなければっ…んっ」

怒鳴ってる途中で…唇を奪われる。

私の、初めてのキス。

こんな形で、、されたくなかった。

心也を突き放して、ビンタする。

「さいってえ!!!」

そう言って、帰りは走って帰った。

家には、運良く誰もいなくて。

玄関で泣きじゃくった。