ここまでくると、よく分からなくなってくる。

どうすればいい。

「ねぇ、花那」

壁に隠れてる、花那に話す。

「なんで好きって私に言わなかったの?」

「……」

私の質問に答えない。

ほんっと、うんざりだ。

呆れてくる。

「いいじゃん、結果。

あんたら、両想いなんだから」

そう言うと、

「な、なんでそんな言い方するの!?」

「嬉しくないの?」

わたしって、最低だね。

こんな事に、怒ることもどうかしてる。

「お幸せに」

そう言ってさるつもりだった。

だけど、

「待てよ」

しんやに腕を掴まれる。