満足のような、じゃないような?

でも、ケーキを食べたらきっと!

「ところで、どこで休憩するの?」

「うん、おいで?」

おいで…?

え、どこに行けば…

急に、心拍数が上がる。

「ちゃんとした形で言いたいなって」

「え?」

なぜか私、壁に押し付けられてる。

両手を上に挙げられて、動けない状態。

何が起きたのか?

「七瀬には、かなりの迷惑かもしれないけど、これしかない」

「ちょ、どうし…んっ」

え…?

これは?

ドキンッッ

「これが本当の俺の気持ち」

キ、ス…?

そう分かったら、顔を隠さずにはいられなかった。

うそっ…

このタイミングで…?

告白だ…

「好きだよ」

ドクッンッ

去りたい。この場から。

は、恥ずかしい。

「わ、わたっ」

緊張しすぎて、カミカミな私に

山崎君は、優しく笑う。

「返事は、今すぐじゃなくていいよ」

「う、うん」

ちょっと!

答え出てるのに、言うの恥ずかしいからって!

バカなの私!