「いってきまーす!」

「いってきます」

そう言って、家を出る

の、直後。

「わっ!」

滑ってコケるっていう。

「いたたっ」

「大丈夫?」

はずかしっ。

こんな姿。

目の前には、山崎君の顔。

心配してる顔。

「っ、」

なのに私は、気づいてから…

山崎君を意識してる。

「大丈夫!」

切り替えなきゃ。

そして、答えなきゃ。