「タメ語で話しません?」

そう言いながらわたしも敬語だった。

「いいんですか?じゃ、タメ語で」

結構あっさり決まるもんだな。

優柔不断の私には丁度いい性格の人かも。

「じゃあ、改めてよろしくね!山崎君!」

そう挨拶して、手を差し伸べた。

「よろしく。七瀬さん」

山崎君も笑いながら、私の手を握っくれた。


ーそれが

キミと私の出会い。

たった4秒前の

奇跡。