「ほんっと、びっくりさせないでよねぇー!」

そう言ったって、猫に日本語が通じるわけない。

だいたい、猫は人間じゃないし。

よくアニメであるけど…。

日本で生まれたなんて、言えないし。

まぁ、うちのは広い猫なんだけどね。

そして、1人で廊下を歩く。

絆創膏が置いてあるのは、玄関。

ココ最近は、いつも玄関に置いてある。

たぶん、仕業は晃翔だろう。

「わ、結構出てる…」

大量でもなかった血が今では大量出血。

そう思いながら、階段をあがる。

はやく…誰か帰ってこないかな…。