愛莉side

「さっ!あがって!」

「おじゃまします」

と、言ったものの。

にぃちゃんは警察署。

明花は保育園。

晃翔は……またコンビニか?それかまだ…部活帰り?

「だれも…いない様子だけど…」

「そっ…そう…だね」

まぁ、そんなときもあるよね!

「ご飯作るね!」

「あ、待って」

と言われ、私は山崎君をじっと見た。

目が合う

わずか、3秒

顔が赤くなる。

ばかっ!わたし!

「俺の家も近いんだけど…」

「そうなの!?

……じゃ、じゃあ、今日は帰っちゃう?」

えっ。

私何、泊まってくれる感じで意識しての!?

ばぁーか!!

「えっと…泊まってもらう…つもりだったのかな?」


「あ、あの……えっと、ま、まぁ。しょっ…正直言うと…そ、そうです……

…ごごご、ごめんなさい!」

わぁ〜〜めっちゃくちゃ恥ずかしい!