愛莉side

「愛莉!!」

そう叫んで、こっちに来てくれたのは…

「山崎君!!!」

山崎くんだった。


「おまえらな、ふざけんなよ。

女が離せって言ってんだから離せよ

だから、彼女出来てもすぐ別れんだよ

ヤリたいしか思ってねぇーんだろ?

自業自得だよな

バカしか言えねぇーよ」

「はぁっ?」

怖い怖い怖い怖い。

山崎君が…嘘みたいに怖い。

これは…殴り合いになるかもしれない。

その時私は…

山崎君を見ていて周りを見ていなかった。

当然 、冷静に考えればわかるよ。

他の人が私を引っ張れば、何の問題もない。