晴人side

学校の帰り道。

俺はある女の子の事を思い浮かべていた。


いつも笑顔で。

男女構わず仲良くて。

友達想いで。

か…可愛くて。

俺の…初恋の人だ。

しかも…

一目惚れ。

1番、俺が望んでなかった恋のしかた

こういう事もあるか。

入学式の朝。

寝坊した俺は、全力ダッシュで走っていた。

ある道の角。

その角から、女の子が出てきた。

止められることもなく、ぶつかった。

人がいる事を確認して

メガネをつける。

これが

俺の一つの秘密だ。

「ご、ごご、ごめんなさい」

かなり警戒?してるのかな

なんか…ねこみたい。