パキパキと肩を鳴らしてペンを取る
黙々と作業を続けること二時間半
見上げると空はもう真っ暗だった
「さて…帰んなきゃね」
カバンを持って立ち上がった瞬間すさまじい音がした
一瞬目をつむってドアの方を見る
「先輩、ドア壊れてますよ!」
あ~あ、とうとう壊れちゃったな
「そんなことはどうでもいい。原稿は!?」
たった今ドアを壊した犯人はオタク部の部長を務めている楠本先輩
黒メガネでわりと整った涼しげな顔してるけど、中身は少年漫画大好きの熱血少年だ
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