あの時どうして太志君は、あんなことしたんだろう…
でもまぁもう過ぎたことなんだしっ!
ずるずる引きずるのは止めよっ!!
なんでこんなこと思い出したんだろう…?
昔の懐かしい思い出を思い出している内に
会社に着いていた…
よしっ!!頑張るぞ!
私は、気合いを入れて出勤した。
私が所属する部署は、大きいので
その分新入社員も多かった。
先輩方の挨拶も終わり、次は私達新入社員の自己紹介が始まった。
威勢のいい人や、やる気のない人…様々いたが、
一際目立つ人物がいた。
周りの女性社員は、彼を見ては
カッコイイだのイケメンなどキャーキャー騒いでいたが、
男性社員は、コイツには勝てないなど嘆いていた
男性社員のなかにも彼を羨む者だっていた…
私が見ても心臓が止まるくらいカッコイイのだから
そして…彼の番がきた
周りはザワザワしはじめていた。
私は、どんな名前なんだろう?
きっと素敵な名前なんだろうな。なんてことを考えていた。
「えーっと…今日からここで新入社員として働かせていただきます
新入社員の鈴木 郁斗です。…」
え!…鈴木…あやと?
まさか…
とは思ったものの、私は自分で自分をそんなことはないとなだめた。