私が太志君に告白された次の日…
ガラガラっ
教室に入ると大きな黒板には、
角田 優梨愛は、鈴木 郁斗が好き
と、かいてあった……
もちろん私は郁斗君が好きだなんて
言っていない。
そうゆいことを言うような友達も居なかった。
だから私は、だれが犯人なのか
考えなくてもわかった。
そう、太志君だ。
周りでは、
「え…あの子が?」
とか
「うっわぁー…」
ヒソヒソ話がわたしの
あらゆる方向から聞こえた
私の心は「無」だった。
気づけば涙が目から溢れ出ていた…
「うっ…ヒック」
「ぐす…」
まさかこんなかたちでおもいを伝えるなんておもってもいなかった。
自分で想いを伝えられなかったのが悔しかった…
その時
ガラガラ…
教室のドアが開く音が聞こえた
そこから入ってきたのは、郁斗君だった…
「え…なにこれ?」
郁斗君は、少し驚いていた。
クラスの男子))おぉー!来たきた!
クラス男子))ほら郁斗ー角田さんがお前のこ と好きだってー
\言ーえっ!!言ーえっ!!/
「は?まず俺好きなヤツとかいないから」
「あと、角田さんのことも好きじゃない」
悲しかった…
恥ずかしさと虚しさで
今すぐこの場から消えたかった…
私は、必死に考えて
「ごめん…ごめんさい…これただのイタズラだから気にしないで」
頑張って作り笑いをした
あの時の私は、どんな表情をしていたんだろう…
あの日を境にあの2人はバラバラになり
私もあの2人とも関わらず中学校を卒業した。