《流羽side》




「やべー忘れた。」

撮影現場に着くなり俺はすぐに今日使う帽子を忘れた


私服公開特集で使うつもりだった帽子だ



ま、帽子なくてもいけるか…


でも、待てよ…これはあいつをここに呼ぶチャンスかもしれない




俺のモデル姿見せるにはいい機会だ


ぶっちゃけ、紫音は全く俺に興味を示さないことに少し焦りを感じていた