「帽子さんきゅ。お前少し撮影見てけば?」


「いや…私帰るから」


もうなんかこれ以上、違う世界にいる流羽は見たくない気がした



「いいからいいから、そこ座ってろよ」




私はそのまま椅子に座らせた




「帰り一緒に帰るから待ってろよ」


そう言って流羽はそのまま撮影に入ってしまった





もう見たくないのにこれ以上…




この少しチクッて痛い気持ちは何なんだろう