「でもな〜、しおんちゃんは覚えててくれなかったもんなぁ〜」



流羽は少しいじけて私の頬をついた





「…だって!!まさか、あのリュウだと思わないもん…」



「俺は、ちゃんと治ったかな?とか今どこで何してるのかなとかすごい考えてたのになぁ」



「私だって、ちゃんとリュウの存在は忘れてなかったよ」




忘れるわけない。だって初めてずっと友達って言ってくれた人だから




初めて、本当の友達だって思えた人だから