「私の名前は、しおんって言います!
7歳です。好きな食べ物はリンゴで… 」



目の前の女の子、しおんは俺に構わず自分のことをペラペラ喋り始めた



すごく必死で、なんとなく止められずにそのまま聞いていた



「で、あとはー、嫌いなものは…ってごめんなさい!!ペラペラ…」



「別に」





「思ったことはすぐに口に出しちゃタイプなんだ、私…」




彼女は申し訳なさそうに、ごめんね、と小さな声で呟いた