「え、何?」

 ビクリと肩を震わせる。

 え?何だろう・・・?

「話したいことがあるんだー!ねぇ、

ちょっと付き合ってよー!」

 にぱにぱとはにかむ深央加を、悪いよ

うには思えなくて。

 気が付いたら、コクリと頷いていた。

「あぁ良かった!!じゃあ、ちょっと来

て!」

 言われるがまま、深央加の跡を追いか

ける。

 人気のない階段のところで、ピタリと

止まった。

「で、何?」

 自然と声が冷たくなる。それはきっ

と、深央加のことを何となく敵視してい

たから。

「あのさ、回りくどいの嫌だから言うけ

どさ、もう航太に近づかないでよ」

 へ?近づかないでって言われても。

って、キャラ変わりすぎ!!