「白浜、あそこな、じゃあ席に着け。中村、おろしていいぞ。」 かずくんがこっちに向かって歩いてくる…。 ドキドキ…ドキドキ…。 近づいてくるにつれてはやくなる心臓の動き。 わたしの隣を通ったその時、 ポンポンっと、頭を撫でられた。