「華恋なんかあった?」

えぇ!?
そんな質問
しないでェ!!

「えっ!?なんもないよ!」

アタシは
笑顔で
言ったつもりが
ひきつってたらしく
章に嘘だとバレた。


「なぁ!
なんかあったんだろ?」

「う、、、うん、、、」


「何があったの?」

「いや。大したコト
じゃないンだケド、、、」

「うん。何?」

「し、、、章ってさ
スキな人いるの?!」


あ゛!!
何言ってんだ!?
アタシ!!


「いるよ。」


えっ?
いる、、、?
目カラ
一粒、一粒と
涙が地面に
落ちた。

「華恋?!ど、、、」

アタシは章の
言葉を遮って

「ごめん!先帰るね!!
ばいばい。」

と言って
家に走って帰った。