光輝はびっくりしたような顔になりそこから頬がピンクになった。
「・・・熱でもあるの?」
と私は光輝におでこをくっつけた。
その瞬間 ぷしゅーっと湯気がでてまっかっか。
あらら。競技出れるかな?
「具合悪い?」
心配したけど
「ちょっ、あっちむいてて!」
って言われたから照れてるんだなあ、と察した。
そのとき
<二人三脚に出場する選手の皆さんは、グラウンドに集合してください。>
とアナウンスが入った。
やばい!!急がないと!!
振り向くとまだ湯気が出てるよ。
「ちょっと!はちまき!」
声を荒げるとなぜか敬語で返事されて
光輝に縛ってもらって二人でグラウンドまでダッシュした。