午後になるとさぼり始める生徒もちらほら・・・。
いいなぁ。って感じで見つめていると頭に違和感を感じて振り向いた。
そこには私のはちまきを取ろうと奮闘している光輝がいた。
「・・・何してんの。変態。」
「変態じゃないよー。彼氏だよー。」
なんだこいつ。うぜぇ。
そこから無視し始めたけどよくよく考えたら二人三脚もあるし
頑張らないと。クラスの足ひっぱって目立つの嫌なんだよ。
多分とれたはちまきを光輝はにこにこ見つめていた。
その笑顔になんか顔に血が集まるような感覚を覚えた。
その視線に気が付いたのか、
「すいません。はちまき交換します。ももは俺のつけます。」
そういう目線じゃないけどって思ってふっと笑みがこぼれてしまった。