くそ!うかつだった!
「え?彼氏なの?ねーねー!」
ほんと近頃の女子は・・・。
「そうだよ。彼氏だから。じゃぁね。」
さらっと言ってのけて凛に背中を向けると
ガスンッ
「っ・・・!」
いってぇ!
本日2回目のタックル。
地味にっていうか、派手に(?)痛いんだからそれ!
「おっまえぇ!」
いつもならひるんでしまう凛もこの時だけは目をらんらんと輝かせていた。
「どういういきさつなの?!」
いや。まずあやまろうか。凛さん。
と言ったところで状況が変わるわけでもないからとりあえず少しイライラしながら凛にすべて話した。
「そうだったんだ・・・!」
ニヤニヤしてるぞ。
自分の恋には疎いくせに!